行政書士受験資格

行政書士受験資格

たいていの国家資格には受験資格というものがあります
。例えば看護師になるためには看護学校を卒業していなければなりませんし、
弁護士になりたいなら法科大学院やロースクールを卒業していないと受験を受けることさえできません。
では行政書士の資格試験に受験資格はあるのでしょうか。

 

結論から言うと、行政書士試験の受験資格はありません。ですからどんな人でも行政書士の試験を受けることができます。
これは他の資格と異なり、多くの人に門戸が開かれているという事を意味しています。

 

しかもそれだけではありません。行政書士に受験資格がないということは、
さらなる士業の資格を取ることができる可能性を秘めているのです。

 

例えば社労士になりたい人は大学や短大、高等専門学校卒業という受験資格が必要になります。
この時点で最終学歴が高卒の方は残念ながら受検資格を満たすことができません。
しかし受験資格のない行政書士を受験して合格すると、なんと社労士の受験資格を得ることができるのです。

 

ですから他の士業を目指している方にとっては行政書士はその第一歩となることができます。
全ての士業の資格の手始めに行政書士を取得することができるでしょう。

 

受験資格がないから価値が下がるのではなく、他の士業の足がかりとするために受験資格が無いと積極的に考えることができるのです。
行政書士以外の士業を取りたいと考えている方も、受験資格の無い行政書士からはじめて見てはいかがでしょうか。