行政書士の将来性

行政書士の将来性

世界には多くの資格があります。その資格の評価はたいていの場合、将来性があるかどうかで判断されます。
例えば、介護士などはこれからますます高齢社会になっていく日本においては非常に将来性がある資格とされている事を考えるとよくわかるでしょう。
では、行政書士の将来性はどんなものなのでしょうか。

 

行政書士という資格の強みは、守備範囲の広さにあります。
主たる業務は書類の作成ですが、その範囲は非常に広く、作成することのできる書類は1万種類を超えるとも言われています。

 

もちろん、資格所有者でなくても作成できる書類も増えてきていますので、
実際には行政書士が扱う書類は限られていますが、それでも行政書士にしかできない書類作成は数多くあります

 

それらの書類の提出義務が無くならない限り、行政書士の仕事は続いていくということになります。
需要が無くならないのですから、行政書士の資格も将来性があると判断することができるでしょう。

 

しかし近年では個人で作成可能な書類が増えてきているため、行政書士の仕事が減っているとする見方もあります。
確かにそのような一面もあります。しかしながら行政書士は広範囲の書類を扱うことができるのですから、
資格所有者しか扱えない範囲のいくつかを得意分野としておけば良いのです。

 

また他の士業、例えば司法書士や弁護士、土地家屋調査士などと提携して業務を行うこともできます。
行政書士はこれからさまざまな方法によって間口が広がっていく資格なのです。