行政書士は就職に強いのか？

一般的に就職難になると資格を取ろうとする動きが活発になると言われています。
確かに資格を持っていると就職に有利になるような気はしますが、実際に行政書士の資格を持っていると就職しやすいのでしょうか。

まず覚えておくべきなのは、この行政書士という資格は国家資格であるということです。
一般的に国家資格は信頼の厚い資格です。さらに生涯有効なので、定年などによって失効することはありません。
極端に言えば、死ぬまで行政書士として働くことができるということです。

行政書士として就職するもっとも一般的な方法は、独立開業して事務所を構えるという方法です。
しかしそれだけではありません。行政書士の特徴はその資格を用いて他の資格を取得することができるということなのです。

例えば税理士になるためには法務大学卒業という受験資格が必要でしたが、
行政書士として実務経験を3年間積めば受験資格を得られるということになりました。

つまり行政書士は資格そのものとしても就職に有利になりますが、
それ以後の他の資格取得にも大いに役立つということなのです。ですから行政書士は就職に非常に強いということができるのです。

加えて他の士業を取得することによって、行える業務の幅が非常に広がることもわかります。
例えば行政書士と土地家屋調査士を有していれば、土地の売買や相続についてすべての業務を行うことができるのです。

就職だけでなく幅広い業務に強い行政書士を取得することを考えてみてください。